地目の異なる土地を一体として利用

地目の異なる土地を一体として利用

甲土地（宅地）および乙土地（雑種地）の評価方法について

事例概要

• 甲土地（宅地）：Aから賃借し、店舗として利用

• 乙土地（雑種地）：Bから賃借し、店舗の立体駐車場として利用

１．土地の評価単位

甲土地と乙土地は、乙土地が甲土地と一体として利用されているため、これらを一団の土地として評価します。

その後、評価した土地全体の価額を、各土地の地積割合に応じて按分し、それぞれの土地の価額を算出します。

２．借地権および賃借権の価額評価

• 借地権の価額
  　甲土地の価額 × 借地権割合

• 賃借権の価額
  　乙土地の価額 × 賃借権割合

３．貸主側（土地所有者）の価額評価

• Aの貸宅地の評価
  　甲土地を１画地の宅地として評価します。

• Bの貸雑種地の評価
  　乙土地を一団の雑種地として評価します。

土地の評価は相続税や譲渡税などで重要な要素となります。