相続時精算課税適用財産

相続時精算課税適用財産

相続時精算課税制度の適用を受けた者（相続時精算課税適用者）が、被相続人から取得した相続時精算課税適用財産の価額（贈与時の時価）は、相続税の課税価格に含められ、相続税の課税対象となります。

• 課税価格への加算
  　相続時精算課税適用財産の価額は、贈与を受けた時点の時価で評価され、その金額が相続税の課税価格に加算されます。

• 相続や遺贈がなくても課税対象に
  　相続時精算課税適用者が実際に相続や遺贈によって財産を取得しなかった場合でも、その者が被相続人から取得した相続時精算課税適用財産は、相続または遺贈により取得したものとみなされ、相続税が課されます。

この制度により、相続時精算課税制度を利用して贈与された財産も、最終的には相続税の課税対象となるため、贈与時に納めた税金と合わせて過不足のない税負担が求められます。