貸倒れの種類

貸倒れの種類

　 貸倒れの種類には「法律上の貸倒れ」、「形式上の貸倒れ」、「事実上の貸倒れ」があります。

　①更生計画認可の決定②再生計画認可の決定③特別清算に係る協定の認可の決定④債権者集会の協議決定（貸倒損失の額は切捨額）⑤債務超過の状態が相当期間継続し弁済不能（貸倒損失の額は書面による債務免除額）に該当した場合、「法律上の貸倒れ」となります。

　①債務者との継続的取引以後１年以上経過②同一地域の当該債権の総額が取立費用に満たない場合で支払の督促にもかかわらず弁済なし（貸倒損失の額は売掛金等の額－１円）に該当した場合「形式上の貸倒れ」となります。

　債務者の財産状態、支払能力等からみて債務の全額が回収不能（貸倒損失の額は売掛金等の全額）な場合、「事実上の貸倒れ」となります。