不動産業／売買仲介手数料

不動産業／売買仲介手数料

不動産仲介とは、宅地や建物の売買・交換、またはこれらの賃貸に関する代理や媒介を行うことを指します。

宅地建物取引業者は、国や都道府県から免許を受けてこの仲介業務を営む者で、一般に「仲介業者」と呼ばれます。

原則として、売買等の契約が成立した日の属する事業年度の益金に算入します。例外として、継続的な取引の場合は、取引完了日（またはその前に受領した場合は受領日）の属する事業年度の益金に算入することが認められています。（法人税基本通達2-1-21の9）

売買契約時に仲介手数料の半額を受け取り、物件引き渡し時に残額を受け取る契約の場合、会計上は、物件引き渡し時に全額を収益計上します。しかし、税務上は契約成立時に益金に算入するため、会計と税務の収益計上タイミングのズレにより申告調整が必要になることがあります。

不動産仲介手数料の収益認識は会計処理と税務申告で異なる場合が多いため、適切な調整が重要です。