ハーフタックスプラン

ハーフタックスプラン

ハーフタックスプランとは、法人が従業員（使用人）を被保険者とする養老保険を活用し、保険料の一部を費用処理しながら節税を図る保険設計のことです。

■ ハーフタックスプランの主な設定内容

1．保険の種類： 養老保険

2．契約者： 法人

3．被保険者： 使用人（親族も含む）

4．保険料負担者： 法人

5．生存保険金の受取人： 法人

6．死亡保険金の受取人： 被保険者の遺族

■ 会計処理のポイント

• 支払った保険料のうち、半分（保険料×1/2）を資産（保険料積立金等）として計上します。

• 残りの半分（保険料×1/2）を費用（福利厚生費）として処理します。

これにより、保険料の一部を経費に計上しつつ、資産計上した分は将来の戻り金として扱われます。

■ 加入者の範囲について

原則として、全従業員を対象に加入することが求められます。ただし、職種・年齢・勤続年数などに基づき合理的な基準が設けられている場合は例外とされることがあります。​なお、従業員の全員または大半が同族関係者（親族など）の場合は、税務上は給与とみなされるため注意が必要です。